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■ 【奥武蔵】 埼玉の手軽な山歩きと蒸気機関車
2015年 12月 20日 |
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八方を山に囲まれた、埼玉県で最も広い自治体である埼玉県秩父市
市内から望める秩父の盟主・武甲山に登ってきた。
秩父市の主要生産物でもある石灰石が露天掘りされている珍しい場所でもある。
また武甲山は、石灰石地質特有の植物も中腹を中心に多く生息しており、植生観賞も楽しい。

埼玉県の山を登ることはきわめて少ないが、それは交通アクセスの問題でもある。
本当は岩峰が魅力的な両神山(日本百名山)などにも登ってみたいものではあるが…
埼玉県の他の登山履歴としては、棒ノ折山(棒ノ嶺)などもご覧ください♪





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登山の主な交通手段は、鉄道になるが…西武鉄道池袋線はなかなか乗らない。
JR線とは異なり初電車の時間が遅いので、到着が大幅に遅れてしまうことも要因の一つである。
もし早くから登山がしたいのであれば、JR中央本線方面であれば山梨県にも朝7時台に到達できる。
そんなこんなで先輩と飯能駅で合流するために西武鉄道池袋線池袋駅に立った。
快速急行や急行といった最速達列車があまり走っていないので、各駅停車か準急列車の利用。
朝6時…ゆっくりと各駅停車で飯能駅へ向かう。

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無事に先輩と飯能駅で合流しまして、到着したのは西武鉄道秩父線横瀬駅
留置線が広がる駅は芝桜のアピールが多い中、登山客は車内の混雑の割に少な目である。
タクシーは事前に手配を済ませており、横瀬駅に既にタクシーは停車中。
もちろん舗装道を歩いてのアクセスも可能だが、山歩きがしたいのでタクシーで登山口へ向かう。

横瀬駅の奥にそびえるのが武甲山。堂々とした山容に一発で見つけることが出来るだろう。
また秩父市中心地から望むと露天掘りのため、削られた山が特徴的である。

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登山道に入ると動物の頭蓋骨が置いてあった…これは犬あたりであろうか。
人為的に置かれているので何かしらに襲われて白骨化した訳ではなさそうである。
もう5月に入り、都心では桜が散って久しい感じだが、ここでは山桜が咲き八重桜も残っていた。

登山道全体の印象としては非常に単調ではあるが、前述の通り珍しい植物も咲いていたりする。
私が見つけたのは、スミレの一種やカタクリ、山頂付近で群生していたのはコバイケイソウ
ユリ科で6月~8月に花を咲かせる。山菜採り以外で食べることは無いと思うが、有毒。
嘔吐・痙攣・血圧降下、重篤の場合は死に至りますので…十分に注意していただきたいと思います。

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登山道の途中に武甲山御嶽神社の参道であることがハッキリ分かる石門があります。
登山口にも鳥居があり、タクシー運転手にも一ノ鳥居と位置をハッキリ伝えた通り、神社の入口。
山頂には他にも熊野権現社などが存在したが、石灰石採掘の影響で移転を余儀なくされた。

武甲山自体が秩父地方の総社である秩父神社神奈備(かむなび)であり、神霊が宿る領域とされる。
特に秩父神社の建築物がある訳でもなく、存在そのものが祭神として祀っている。
秩父神社自体は、妹と巡った“あの花”聖地巡礼で訪れた際に参拝している。

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地質自体はとても肥えているイメージは無く、山頂に近付けば石灰石採掘のせいか石がゴロゴロ。
そんな栄養豊富でもなさそうな土地にカタクリの花が咲いていた。
登山道後半においては、カタクリやスミレの種は多く見ることが出来た。
登山を始めてから、本物のカタクリの姿を見ることが多くなった気がする。
やはり普通に生活していると図鑑などで見るにとどまり、イメージもハッキリしない。

カタクリは山地の林内、特に落葉広葉樹林に群生する事が多い。
近年は土地開発等で個体数が減少傾向にあり、普通に登山していても見掛けることは少ない。
カタクリは石灰石地質の武甲山を代表する花の一種である。

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大小の石がゴロゴロとしている登山道を見掛けるとまもなく山頂に近付いている事が分かる。
そして武甲山御嶽神社の社殿の奥には山頂広場、武甲山(標高1304m)に到着。
雲ひとつない晴天ではあるが、やはり5月ともあり景色は霞み気味である。
秩父盆地を囲む山々や遠くは上越国境の山々まで見渡すことが出来、多くの人で賑わっていた。
この広場自体は然程広くは無く、ランチなどは公衆トイレのある神社前が適している。

ベンチ等も整備されている、前述のコバイケイソウの群生の横でランチ休憩。
公衆トイレは水洗で整備されているが、雨水利用のため冬季等は閉鎖されていることもある。

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広大な芝桜で有名な羊山公園の芝桜が確認できるだろうか?山頂からはとても小さく見える。
眺めてみると埼玉県秩父市も地方都市ではあるが、大きな街であるように思える。
東京都西多摩郡奥多摩町、山梨県山梨市、長野県南佐久郡川上村、群馬県藤岡市などを接する。
人口約64000人の秩父市は、埼玉県一の面積を誇り4都県と隣接する自治体。

平成17年に吉田町(約6000人)荒川村(約6200人)大滝村(約1500人)と新設合併。
旧秩父郡大滝村が埼玉県最大の面積を誇っていたため、合併により広大な面積を有する市となった。
上記4都県と隣接していた自治体は旧大滝村である。

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最後に武甲山御嶽神社の狛犬を撮影し、秩父鉄道秩父本線浦山口駅方面へ下山を開始。
大持山・小持山方面への縦走路と途中で分岐するのだが、その付近では秩父の山々の景色が広がる。
その他は特に単調な山林の中の登山道であり、写真の数も少ないので省略したい。

小持山・大持山・麦坂峠経由で一ノ鳥居に帰ったり、横倉山経由で名郷バス停へ下山ルートもある。
どちらにせよスタート時間が遅いため、日帰り登山では時間に余裕が無い。
一ノ鳥居駐車場まで自家用車利用か、早朝に浦山口駅を出れば名郷までの縦走登山も可能だろう。
※名郷-飯能駅行は本数僅少のため注意。この路線は、棒ノ折山登山で利用。

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小さな沢に出るとまもなく林道橋立線に到着。熊出没注意の看板が掲出されている…
もちろん、ここからは簡易舗装された林道を歩くのでますます単調な道が続いていくので写真省略。
秩父鉄道秩父本線浦山口駅までの途中にいくつか見どころがあるので寄りたいところだ。

ひとつは橋立鍾乳洞。石灰石地質のため多くの鍾乳洞が付近には点在している。
現役採掘場が近かったり整備されていなかったりで内部を見られる観光鍾乳洞は結構限られている。
橋立堂近くで入場料200円、冬季等で営業していない日もありますのでご注意ください。
また橋立鍾乳洞近くの土津園(はにつえん)も立ち寄りたい。
浦山口駅近くには商店やお土産屋も無いので、こちらでお土産や軽食をどうぞ。
すごく陽気なオバちゃんにソフトクリームを注文したら、めっちゃ曲がっていたぞwww

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土津園付近の林道橋立線の近くには野生の藤が豪快な花を咲かせていた。
整備された藤の花は花が並んでいて美しさはあるのだが、野生の藤は豪快でなお好きである。
周辺の木々に絡まり付き、重そうに大きな花を咲かせている姿は思わず足を止める。

明るい山林ではよく見る風景ではあるが、この時期の楽しみのひとつでもある。
群馬県などでは藤の花が有名ではあるが、全国で見られる自然の藤も1回味わってみては?

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秩父鉄道秩父本線浦山口駅に近付くと線路付近に多くの挙動不審な人たちがウロウロとしている。
どうやらこの路線を走るSLパレオエクスプレス号がまもなく通過するようだ。
乗車券を購入し列車を待っていると遅延の模様。どうやらSL列車自体が遅れているようだ。
黒い煙をあげながら駅を通過していく姿はやはり豪快!

ただ…線路内に接近したり鉄道敷地内に立ち入る人。
通過後に線路を横切る撮り鉄がいたりと…本当にこういう部類の人のマナーの悪さは際立つ。
自分が良ければ良し、自分がいい写真を撮るためなら鉄道運行の安全はどうでも良いのか。
確かに単線路線の通過後で他の電車は来ないかもしれないが、鉄道マニアには怒りを憶える次第だ。

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芝桜シーズン、途中の駅からはひどい混雑。羊山公園最寄駅は尚更だ。
そこで予定していた武甲温泉での入浴は避けて、西武鉄道秩父線で南下しようと計画。
西武鉄道池袋線入間市駅からタクシーを利用して訪れたのは、いるまの湯

休日で空いていた訳では無いが、秩父市内程の混雑は無いのでゆっくり登山の疲れを癒す。
そして風呂上がりのビールに山菜そばを食事処でいただく幸せ。
せっかく温泉に入ったのに帰りは入間市駅まで歩いて移動という始末だが、これもまた良い。
今回は珍しい埼玉県の登山を紹介しました!

撮影機材: CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR200
登山:平成25年05月(武甲山 標高1304m) 温泉:武甲温泉など


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by meguro2014 | 2015-12-20 11:37 | 奥武蔵 |
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