山とカメラと私
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■ 【奥秩父】 登山を本格的に始めた山は岩殿山
2015年 04月 14日 |
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木更津の某アウトレットパークを訪れて、体力向上にランニングを始めようと2万円を投じて一式を揃える。
結果、3日坊主で終了…元々走ることが苦手で、現役で野球やっている時も投手のクセに走り込みが嫌いだった。
そんな私が登山の方に方向転換した。ランニングで購入した格好で登り始めた訳だ。

とりあえずガイドブックを購入して最初に選んだ山が、山が沢山あるのに山梨県。
山梨県大月市の岩殿山。大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれており、駅から手軽に登れる山らしい。
標高は東京スカイツリーと同じ高さの634m、高さの割には難易度が高く設定されている。
これぐらいがちょうど良い、と初電車に乗って、JR中央本線大月駅までたどり着いたのだ。





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JR中央本線各駅停車高尾行と高尾から普通大月行に乗って…JR中央本線大月駅に到着しました。
大月駅は何回か通過したことがありますが、山なんて今まで意識して見た事ありませんでした。

駅前にはコンビニもあるので、飲料水や食料調達が出来て良いですね☆
大月駅は山に囲まれているので、駅前はまだ陰になっており寒い…
さて、今回登る岩殿山(標高634m)は、大月駅の後ろにあるが、もう少し東京寄りですね。
写真に写っている山もプチ縦走のような形で通ります。紅葉が綺麗ですね♪
岩殿山は特に有名な山ではありませんが、中央自動車道に岩殿山トンネルというものがあります。

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JR中央本線大月駅から岩殿山へ向かうと、既に富士山の姿が見え始めます。
早朝出発でテンションは上がらず、ましてや初めての本格的な登山で単独山行…当然か。
富士山の姿が見えるだけで盛り上がる。写真で見るよりも肉眼だと大きく見えた気がします。

岩殿山の山頂には、岩殿山城という山城が存在した。小山田氏(甲斐武田氏の家臣)の居城。
北条氏(相模国)・今川氏(駿河国)・上杉氏(武蔵国)との衝突地点で国境警備の拠点として機能していた。
天正10年に織田軍が攻め入った際に小山田氏は寝返り、武田勝頼が敗走してきた際に郡内に入れなかった。
武田勝頼は天目山(木賊山)で自害、長く続いた甲斐武田氏が滅亡した。
小山田信茂はその後、織田信長によって母・妻子と共に甲斐善光寺で処刑された。

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『岩殿山 丸山公園』の階段を上がって行くと門をくぐって広い場所に出ます。
ふれあいの館には資料展示やプラネタリウム。公衆トイレもありますので、ここで済ませましょう。
岩殿山自体は1時間弱ぐらいで着いてしまいますし、道も迷いの心配の無い階段がほとんどを占めています。
道の入口に「クマ、イノシシ注意」とだけあります。森の熊さんに出会ったら最後ですね…

岩殿山丸山公園は、関東の富士見百選『102番 大月IC周辺からの富士』に選ばれている。
丸山の標高が444.4mと嫌なゾロ目な事が気になるが、ここまでなら動きやすい服装で簡単に来れますよ♪
JR中央本線大月駅から徒歩30分かからない、お手軽のお花見スポットでもある。
上写真の富士山を隠している枝は全てソメイヨシノ。4月の満開のシーズンはカメラ小僧の餌食ですね。

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岩殿山山頂までの所要時間は約1時間、岩殿山(標高634m)の山頂はさほど遠くない。
写真は中腹から撮りましたが、JR中央本線特急スーパーあずさ4号(松本駅6時51分発)が通過。
広大な富士山を眺めながらの登山は格別ですね、登山初めにはモッテコイだったと思う。
今まで六甲山や家族でのハイキング程度の山(筑波山や三浦富士)しか登った事ないので…

ランニングが三日坊主だった私に登山と言う趣味が1つ追加される歴史的記念日になります。
実際、これからいくつもの頂を登って来たのか。それでも日帰り登山が中心となります。
山岳保険に入ってヘルメット被ってピッケル持って、テントとシュラフを持つような登山は避けている。

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青空の広がる岩殿山(標高634m)山頂に無事に到着しました。
前述の通り、山梨県大月市の秀麗富嶽十二景新富嶽百景山梨百名山にも選定されている岩殿山
歴史的背景も多く、自然の地形を利用した岩殿山城の遺構も登山途中に垣間見ることが出来ます。
またテレビ中継アンテナも山頂から少し歩いた場所にあり、市民の生活を支えています。

駅からここを往復するだけなら、初電車で向かわなくても良いのですが…
さらにプチ縦走をするべく、稚児落とし方面に向かいます。山頂とはさよならしまして、少し折り返す。

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山頂からの風景写真を忘れていましたね、こちらが岩殿山山頂からの富士山の眺め。
当時開業初年度だった東京スカイツリーの高さと同じ、634m。
眼下に広がる大月市街地から山を縫うようにして市街地が続いていますが…
市街地右側の山は、秀麗富嶽十二景山梨百名山選定の高川山と登山道が続くむすび山方面。
逆に左側は同じく秀麗富嶽十二景山梨百名山に選定されている九鬼山。

高川山(秀麗富嶽十二景11番)は岩殿山の翌年に登ったので、記事が出来次第リンクしますが…
九鬼山(秀麗富嶽十二景10番)は、地味な登山だと情報を得ているので現在のところ予定はありません。

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山頂から少し道を戻って、築坂兜岩方面へ向かいます。
築坂は岩殿山大手口に設けられ、この付近にクマ出没注意の看板が出ていました。
再び登りに変わると鎖場が出てきます。

紅葉シーズンですが、平日ともありすれ違う人も追い抜く人もいませんでした。
単独登山なので自分の写真を撮影するのもひと苦労ですが、私の装備はどうでしょう…
安いザックにランニングの格好。野球用のアンダーシャツを着て登山に挑んでいます。
まさに私の登山初期の姿ですが、これが現在は立派な山男に変貌を遂げました(格好だけ…)。

ちなみに鎖場は別ルートで避けることも可能なので、不安な方は別ルートを利用しましょう。

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次の鎖場に続く崖沿いの道ですが…ここから綺麗な富士山を眺めることが出来ました。
結構ギリギリな途ですが、重いCanon EOS-7Dで写真を撮らずにはいられませんでした…

一応、登山ルートと富士山を一緒に写したつもりなので、右側にロープが写っていると思います。
この先の鎖場、若干足場に難儀した事を記憶しております。
こんな経験もなかなか無かったもので…運動不足の社会人には冷や汗も必要ですね。
それにしても人工構造物の無い自然の写真…素敵です☆☆☆

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この崖沿いの道ですが、私の両足を揃えて立つことが出来ません。
崖から落ちればもちろん、怪我で済めばいいですが…かなりの高度感があるので!

鎖場・岩場関係は、ここで終了となり残る名所は稚児落とし程度でしょうか。
稚児落としと言う名も、なかなか意味深な感じではありますが…この先で紹介することとしましょう。
既にこの登山では岩殿山(標高634m)を制覇しているので、目標はクリア。
この先は天神山稚児落しを通って大月市浅利集落方面へ抜けるプチ縦走路を紹介します。

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地味な存在ではありますが、途中で通過する天神山(標高592m)山頂から望む富士山。
注意していないと通過してしまいそうなピークですが、祠のようなものが置いてあります。
中央自動車道富士吉田支線が突き抜ける高川山が富士山の手前に見えます。
高川山の奥、写真右に見切れている山は、鶴ヶ鳥屋山(標高1374m)でしょうか。
いずれはチャレンジしてみたい山のひとつ。

鶴ヶ鳥屋山“鶴”は、地名の都留鳥屋(ねぐら)は、鳥の通り道からという説がある。
雁ヶ腹摺山という山が付近に3つもあることから、鳥が腹を摺るように飛ぶルートだった…なるほど。
※雁ヶ腹摺山(1874m)、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1995m)、笹子雁ヶ腹摺山(1358m)

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天神山から比較的平坦な道を歩くと急峻な崖に沿った道となる。
写真左奥のアンテナが少し見える山頂が岩殿山。中央付近が天神山、そして現在は稚児落しにいる。
今日辿ってきた登山ルートが一目で分かる写真となった。
稚児落しとは、名前の通りなのだが…これには前述した岩殿山の歴史が深く関連してくる。

武田信玄・勝頼に仕えた小山田信茂だったが、織田信長の武田攻めが始まると勝頼が岩殿山城へ逃げてくる。
小山田信茂が勝頼を裏切り天目山で滅亡。小山田信茂も不忠者として織田氏によって甲斐善光寺で処刑。
残る小山田一族は織田勢に抵抗するため、岩殿山城に籠城。織田勢の大軍に包囲されてしまう。
信茂の側室とされる千鳥姫は、二男・賢一郎とまだ赤子だった万生丸を連れて脱出を計画。
西尾根から城外に脱出し、谷へ逃げて喜んだが自分たちの声が谷で反響…その声が追っ手の接近と勘違いする。
目を覚ました万生丸の泣き声で自分たちの身の危険を感じ、護衛が千鳥姫から万生丸を奪い、断崖から投げ落とした。
逃げた谷を“よばわり谷”、万生丸を崖から落した地が稚児落し千鳥姫伝説として現在も語り継がれています。

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稚児落しから展望も無い林の中の道を下りてくると浅利集落に到着。
道に出ると西奥山と大月駅を結ぶ富士急山梨バスが運行されているが、休日の運行本数3本。
平日でも6・7本の運行なのでJR中央本線大月駅まで歩く。上は新浅利橋からのショット。
今日の登山経路が1枚の写真に収まりました!下に流れる川は桂川。

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JR中央本線大月駅から特急列車があったので乗車し、快適に新宿駅まで帰りました。
大月駅前に温泉施設でもあれば、もっと気持ち良く帰れましたが…意外と駅前付近には無いのですね。
真木温泉など大月にも名湯が沢山あるので、別の機会に訪れてみたいものです。
浅利集落方面に下山し、西奥山方面に向かうと金山鉱泉があるのですが、到底歩けるものではありません…
富士急山梨バス遅能戸停留所下車徒歩40分。山口館という小さな旅館が立ち寄り湯をやっています。

撮影機材:Canon EOS-7D / EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS
登山:平成24年11月(岩殿山 標高634m) 温泉:金山鉱泉 山口館など


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by meguro2014 | 2015-04-14 10:26 | 奥秩父 |
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