山とカメラと私
meguro2014.exblog.jp
Top
■ 【九州・沖縄】 人気の世界遺産トレッキング・屋久島(後編)
2015年 03月 10日 |
c0348297_00032516.jpg

~~ 【九州・沖縄】 人気の世界遺産トレッキング・屋久島(前編)~~

人気の世界自然遺産・屋久島を歩く。宿泊地の新高塚小屋に到着し、夕食の準備をしている。
この小屋の近くには野生動物が頻繁に訪れる…このヤクシカもそうであるが、人に驚く気配すらない。
ヤクサルもそうだが、可愛いのは分かりますが野生動物ですので餌を与えないように。
そんな私も登山未経験者(当時)なので、驚きの連続。夕食の準備も同行の先輩に甘えております。

小学校の遠足でも途中まで登り、身近な山であった六甲山登山の次が屋久島
大型登山ザック・シュラフ(寝袋)を山岳部の先輩に借り、ウェアや小物は完全に山をナメきっている。
それでも自分に出来る事、自分の食糧・飲料水を自分で背負い共用道具は分担して持つ。
多少は甘めに見てくれていたと思うが、重い荷物を背負って山に登る初体験…
野球からも遠ざかり、完全に運動不足の社会人だったこの頃には少々ステップを抜いた感じ。

新高塚小屋での就寝は夕方4時ぐらいだっただろうか、周囲は闇に覆われる。
シュラフに包まりマットを省略したため新聞紙を敷いて…床が痛かったことを覚えている。
そして何よりも、ヤクシマヒメネズミだろうか?耳元でガサガサと何かを探っている気がした。
登山疲れで熟睡?そんなの程遠い話ですね…睡眠不足。





c0348297_00331852.jpg

宿泊縦走登山の朝は早い。暗いうちに登山者はガサゴソと各々の準備を始める。
枕が変わるだけで寝付けなくなる私に追い討ちをかけたヤクシマヒメネズミ、姿の見えない敵でした…
雨が降っているのか雲の中なのか分からない中、ライトを点けて新高塚小屋を出発。
私たちのパーティは私を含め未経験者が2名いるので、縦走ではなく白谷雲水峡を目指す予定。

黙々と暗闇と湿気の中、昨日は明るいうちに通過した縄文杉に到着。
記念撮影も済ませていたし、この暗さではままならないので通過…幻想的な風景である。

c0348297_00433882.jpg

縄文杉より先(登山口方面)は、登山者が多いため登山道が比較的整備されている。
登山者の安全確保と同時に山を保護する意味合いもあり、木道や階段が整備されている。
雨の多い屋久島、この日も雨なのか分からないが非常に湿っぽく足元も危険な状態である。

1人が足を滑らせて少しひねったようだ…こうなるとチームの空気も殺伐としてくる。
本人は歩けないほどのケガではなさそうだが、周囲を気遣い辛そうな様子が私にも伝わってきた。
キャプテンに状況を耳打ち、登りのある太鼓岩方面白谷雲水峡行きを断念する判断を下した。
写真は朝の霧に囲まれている大王杉。前日も小休憩を取っただけで特に注目はしていない。

c0348297_15052105.jpg

ウィルソン株翁杉大株歩道入口を黙々と越えて、安房森林軌道(トロッコ道)に戻ってきた。
事故による突発的な目的地変更とチームの疲労からか空気も殺伐としているような気がした。
それは登山初心者だった私でも容易に感じることが出来、登山はこうなるんだ…と知った瞬間でした。

写真は屋久島の銘木・三代杉。約3500年前に初代の杉が生えたと言われている。
この世に約2000年立ち続け、2代目の杉は偶然にその倒木の上で発芽した。
先祖を栄養にして約1000年生きて株から3代目の苗が成長し始めた。そして3代目は約500歳。
幾重にも重なった木々が歴史を感じさせると共に、植物の営みや偶然が生み出す奇跡を感じずにいられない。

c0348297_15052626.jpg

このトロッコ道(安房森林軌道)は、稼働数こそ少ないものの現役の森林鉄道。
現役鉄道という点もあるのだろうが、何よりも観光登山客が多い点からも整備が行き届き安心できる。

長いトロッコ道は傾斜も少なく長距離歩行となるので、一歩一歩注意しながら確実に歩みを進めたい。
また危険箇所が無い訳ではありません。油断せずに足元には常に注意しましょう。


日本の杉生息地の南限と言われている屋久島。
一般的に樹齢300年と言われているにも関わらず何千年と生き続ける杉が多く生息している。
年間4000mm~10000mmと言われる雨量がその要因のひとつとして挙げられます。
雨が降っていないにも関わらず、足元も湿っぽいですね。

c0348297_15052229.jpg

多くの観光客が押し寄せる屋久島登山道では、公衆トイレも数が少ないながら整備されています。
一般的には簡易トイレで持ち帰りが基本ですが、衛生上やマナー上そうもいかずに固定トイレも設置されている。
こちらは小杉谷バイオトイレですが、一番右は簡易トイレ。その他の小屋はバイオトイレとなっている。

臭いもさぞかし凄いのだろうな、とバイオトイレに入ったが…ほぼ無臭だったことに驚きを感じずにはいられない。
汲み取り式は排泄物の運搬に手間がかかることもあり、ここはバイオの力を使って分解している。
技術の進歩は人間にも環境にも優しい、言うまでも無いがマナーを守ってキレイに使って欲しい。

c0348297_15052244.jpg

登山初心者の私を含めたチームは、無事に荒川登山口まで戻ってきました。
こちらは荒川登山口で眠っているトロッコです。実際に動く姿を見てみたいものですね…
トロッコは昔、資材の運搬や伐採材木の運搬の他、人の移動にも利用されていたことが分かります。
その歴史に関しては、屋久杉自然館でも学ぶ事が出来ます。
登山バスと路線バスの乗換え地点ともなっているので、合間に入館して歴史を学ぶのも良いでしょう。
全員が無事に下山、メンバーの怪我も大したことが無くて良かったです。
島内の宿にチェックイン、翌日は屋久島観光を…台風18号が近づいていることが唯一の気掛かり。

~~【九州・沖縄】 世界自然遺産・屋久島観光を楽しむ ~~

撮影機材:CASIO EXILIM Hi-ZOOM EX-H10
登山:平成22年10月(小高塚岳 標高1501m) 温泉:屋久島温泉


[PR]
by meguro2014 | 2015-03-10 00:30 | 九州・沖縄 |
<< 【九州・沖縄】 世界自然遺産・... ページトップ 【九州・沖縄】 人気の世界遺産... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
White Skin by Sun&Moon