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■ 【九州・沖縄】 人気の世界遺産トレッキング・屋久島(前編)
2015年 02月 04日 |
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平成5年に世界自然遺産に登録された屋久島。年間を通して多くの人が訪れる。
島内の人口は約13000人。島内に鉄道は無く、公共交通機関は路線バスとタクシーとなる。
島の9割が森林となっており、九州最高峰の山・宮之浦岳(日本百名山)も屋久島島内に存在する。
年間降水量も多く、月25日は雨…と言われるほど多雨。さらに南の島とは思えない冬季の積雪。
自然環境は厳しく軽装での屋久島登山は危険である。

屋久島の名所でもある縄文杉白谷雲水峡に訪れようと登山装備をして屋久島へ訪れた。
日本航空で鹿児島空港に着陸、路線バスと鹿児島商船ジェットフォイル「トッピー」で屋久島入り。





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屋久島入りして初夜はゆっくり宿で1泊。宿泊施設もピンキリですが…
早朝登山なので路線バスの停留所に近い宿がいいですね☆早速、荒川登山口に到着。
約1名がクネクネの山道で車酔いをしたそうですが、しっかりしたトイレはここが最後ですよ。

荒川登山口までは屋久杉自然館前停留所でバス同士の乗り換えが発生します。
宮之浦から屋久杉自然館前停留所までは、まつばんだ交通種子島・屋久島交通の路線バス。
屋久杉自然館前停留所から荒川登山口までは、車両乗り入れ規制の関係で荒川登山バスを利用する。
早朝にも関わらず登山口駐車場には多くのハイカー。これが屋久島登山の人気の表われである。

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荒川登山口からはトロッコ道と呼ばれる登山道をひたすら歩くこととなる。
脇見で歩くには大変危険だが、朝日が昇り始めて大変幻想的な島の姿を見せてくれたのだ。
トロッコ道と言うぐらいなので、全区間において線路と枕木の上を歩くこととなる。しかも現役の…

正式名称は『安房(あんぼう)森林軌道』と呼び屋久島電工株式会社と屋久島森林管理署が区間を分けて管理。
発電所の維持管理に利用されたり、森林管理の資材を内燃機関車で運搬する役目をもった軌道。
体調不良で動けなくなった登山者を搬送するためにも利用するとか。現在はヘリコプターが主流か?
どちらにせよ現役の線路という事を理解した上でトロッコ通過の際は十分に注意されたい。

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アドベンチャー気分満載、スタンドバイミーし放題な登山道。安房森林軌道はよく整備されている。
トロッコ道だけに急な登りも無いため、比較的平坦な道がずっと続いています。
荒川登山口から大株歩道入口まで距離約8キロ、標準所要時間は約150分の道のりとなります。

公衆トイレもトロッコ道の途中(比較序盤)に「小杉谷バイオトイレ」がありました。
もちろん登山道近くでの排泄は水質汚濁にもなりますのでご法度、バイオトイレが救世主となる。
お腹の調子もあまり良好でもないので強烈な臭い覚悟で入ってみる。

汚い駅のトイレよりもきれいで臭いもほとんど感じない!バイオトイレの威力を知る。
もちろん利用者のマナーや使用頻度によっては処理し切れずに臭いも強くなるとは思いますが…
自然負荷軽減、そして汚物処理も格段に負担の少ないバイオトイレ。素晴らしいの一言です。

…出なかったですけど。

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約8キロのトロッコ道(安房森林軌道)の終点、大株歩道入口に到着。
これより本格的な登山道に入る他、屋久杉と呼ばれる代表的な銘木もこの先に多く存在する。
山中での宿泊を伴う登山は初めて、普段は何もスポーツをしない自分が重い荷物を背負って挑む屋久島。
70L近いザックは山岳部に所属する職場の先輩から借り、登山靴も先輩の助言を聞いて購入した新品。
パーティ共用の用具は分担して持ち、自分の必要とする飲食物はすべて持つ。

当たり前ですが、初心者の私には非常に怖かった。一眼レフも置いてコンデジしか持ってきていない。
それぐらい登山に対しての自信の無さはあっただけにひと区切りがつくと嬉しさもひとしお。
大株歩道入口付近にも公衆トイレが設置されていましたが、利用者の列が出来ていました。
この先に公衆トイレは縄文杉付近まで無かったように記憶しております。

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ここから屋久杉の森を歩いて行きます。まずは翁(おきな)杉
残念ながら私たちが向かう数週間前に倒木しており、このようなむ無残な状態になっていた。
落雷の影響ということでしたが、木の内部もなかなかの朽ちぶりだったようです…
それが自然ですから。この周囲の小さな枝がまた数千年後には大木になる訳です。
それまで地球があるかどうかは知りませんが…

地球が破壊される前に人類が滅びてしまった方が良い。
少なくとも人類が滅びる前に資源という資源を食い潰して自滅していくんだろうなぁ…

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内部に入ると切り口がハート形に見えるという、これまた有名なウィルソン株
内部には湧水もあるようですが、踏み荒らされて水場としては使えないぐらい汚染されているとか。
こちらは昔に伐採されたもので倒木ではありません。寄生木が青々と伸びていますね♪

ここで休憩を取りましたが、登山ほぼ未経験者の私は結構くたばっていましたよ。
平静を装っていましたが…先輩から戴いたドライマンゴーが泣けるぐらい美味しかった。
たぶん街中では感動なんて覚えないだろう、そんな感覚が登山中にはあったりします。

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屋久島の銘木である、大王杉夫婦杉を通過して行きます。
大王杉の株の中ではたき火をしたバカ者がおり火災となり柵が設けられております。
自然に風化していく木、人間によって破壊される木…

さて、上写真は多くの方が屋久島へ主なる目的に訪れるであろう縄文杉
樹齢4000年以上、こちらもいくつかの木が合体して1つに見える合体木である。
周囲の3つの木は樹齢2700年以上、中心の朽ちた木の樹齢は樹木保護のため未調査との事。
何でもかんでも知ろうとせず、ロマンに浸った方が夢があって良いです。

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宿泊予定であった、縄文杉の奥にある高塚小屋
トイレも近くに設置、テントを張る場所もあったのですが残念ながら満員御礼でした。
それも想定済みで私たちは、ここから約30分ほど先へ行った新高塚小屋を目指すのでありました。

ちなみにこの高塚小屋、現在は建て替え工事が完了しており、ログハウス調の2階建てに…
レモンガスの経営者が新しい小屋を建て替えたようですが、どうやら木材でなく紙管で組まれているとか。
環境負荷や破損時の交換に便利だとか、防水加工のされた紙…間違えても燃やさないでほしい。
最寄りのトイレも簡易補修はされたようです。新高塚小屋より新しくなっても旧高塚小屋?(笑)

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小高塚岳(標高1501m)の方面に屋久島の森林を深く深く入って行きます。
雨具を用意して来い、と未経験者の私は撥水のパーカーと百均のレインコートを持参。
完全にナメておりますが、ここまで来ると雨が降っているのか霧や雲の中なのか分からない…
分かることは、先輩たちは昨年来た時に遭難しそうなくらい土砂降りだったとか。

縄文杉高塚小屋を越えると一気に人の気配は無くなります。
永田岳・宮之浦岳方面への縦走者が利用するルートのようですが、私たちは縦走もしない。
寝床を確保しに向かうために深い森の中を歩いているのです。
登山未経験者にこの状況はかなり辛いですが、先達がいるので心強いです。
登山を始めてしばらく経った現在ですら、60Lを越える大型登山バッグなんて持ちませんからね。

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しめっぽい霧の中、高塚小屋から約1.7キロ。今回の宿泊地になる新高塚小屋に到着。
誰一人ケガすることなく、目的地にたどり着けた…誘導してくれた先輩には感謝です。
新高塚小屋は収容人数も多く、この日は軽く30人以上泊まっていたと思います。
収容人数は60人、水場とトイレは小屋の裏でとても便利。

小屋の裏は山を保護するために木製のデッキが設けられています。
トイレ又は水場との行き来に足場が確保されていて安全。さっそく夕食の時間になります。

~~【九州・沖縄】人気の世界遺産トレッキング・屋久島(後編) ~~

撮影機材:CASIO EXILIM Hi-ZOOM EX-H10
登山:平成22年10月(小高塚岳 標高1501m) 温泉:屋久島温泉


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by meguro2014 | 2015-02-04 21:31 | 九州・沖縄 |
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